新装版『ごきぶりねえさん どこいくの?』とモルテザーの絵本展

2026年9月29日(火)~10月24日(土)土曜日は18時まで、最終日は17時まで。
※10/12(月/祝)は18時まで臨時営業

『ごきぶりねえさんどこいくの?』は、イランでよく知られ、語り継がれてきた民話です。主人公は、なんとごきぶり。けれどとびきり格好よく、愛らしく、はたらきもの。この絵本の日本語版が、なんと20年ぶりに、長野の新しい絵本出版社、山山舎から、美しく上品な装幀で復刊されました。

「わたしは バラより うつくしく、だれからだって あいされる。」
ポジティブなごきぶりねえさんの物語を引き立てるキュートな絵には、当時まだ20代だったイラストレーター、モルテザー・ザーヘディのチャレンジが詰まっています。(Caloオンラインショップの販売ページはこちら

2006年の日本語版初刊行時、Caloでもモルテザーさんの原画展を開催させていただき、その後もイランの絵本・イラストレーターを日本で紹介する翻訳家の愛甲恵子さんとアーティストのyumeさんのユニット、サラーム・サラームの企画でさまざまなイランのアーティストの展示をCaloで開催させていただくきっかけになった絵本でもあります。この復刊をお祝いしないわけにはいきません。

原画は初版刊行後イランに里帰り済みのため、新装版『ごきぶりねえさんどこいくの?』の世界はパネルでご紹介、モルテザーさんのこれまでの絵本や作品、グッズとあわせてお楽しみください。

再話:ミーム・アーザード(1934-2006)
詩人。本名、マフムード・モシュレフ=アーザード=テヘラーニー。代表詩“親しみのある庭の花(Gol-e Bagh-e Ashenayi)”をはじめ、詩作多数。4冊の詩集のほか、ベスト詩集も刊行されている(未邦訳)。子どもたちに向けた作品も残しており、民話や古典叙事詩をテーマにしたものなど、その数は約50冊にのぼる。邦訳作品に『赤ひげのとしがみさま』(ファリード・ファルジャームと共作、ほるぷ出版)。

絵:モルテザー・ザーへディ(1978- )
画家。テヘランの美大を卒業後、『ごきぶりねえさんどこいくの?』『ごらん、ごらん、こうやって』(ともにブルーズ・インターアクションズ)など、絵本のイラストレーションを多数手がける。ボローニャ国際絵本原画展には6度入選。日本の作家・堀川理万子との共作「わたしの馬たち」(『さがるまーたVol.1』に掲載/講談社)では絵を担当。パリやドバイなどで個展を行うかたわら、現在は “OutsiderInn Gallery”のオーナーとして、イランのアウトサイダーアートを積極的に紹介している。

訳:愛甲恵子(1976- )
ペルシャ語翻訳家。東京外国語大学大学院修士課程修了後、イラン留学を経て、2004年より美術家フジタユメカとともにイランの絵本を紹介するユニット「サラーム・サラーム」をはじめる。訳書に「きみは、ぼうけんか』(プロンズ新社)、『あと2時間で新年です』(トップスタジオHR)など。再話に『アリババと40人のとうぞく』(ほるぷ出版)、『勇士アフマド』(BL出版)など。