2017年の展示

2017年12月19日(火)~2018年1月20日(土)
nakaban expo GOUACHES

住んでいる広島の周辺の風景から
バスクへのトラヴェローグまで
グアッシユで描きました
是非ご覧ください (nakaban)

【初日12/19は作家が在廊いたします】

nakaban(なかばん)
画家。1974年、広島県生まれ。広島県在住。
旅と記憶を主題に絵を描く。絵画作品を中心に、印刷物の挿絵、絵本、映像作品を発表する傍ら、音楽家のトウヤマタケオと『ランテルナムジカ』を結成し、音楽と幻燈で全国を旅する。2013年には新潮社「とんぼの本」のロゴマークを制作。主な作品に絵本『よるのむこう』(白泉社)、『みずいろのぞう』(ほるぷ出版)、『ないた赤おに』(浜田廣介作/集英社)、『フランドン農学校の豚』(宮沢賢治作/ミキハウス)など。
www.nakaban.com

2017年11月28日(火)~12月16日(土)
「POROUS Transit Republic 旅と校正2017 / proofreader traveler 2017 」

多すぎたり、少なすぎたり。
足りなかったり、余ったり。
削ってみたり、加えてみたり。
行間の書き込みがはみ出して、次のページに続いてゆく、そんな旅を続けてきました。
2017年に訪れた6つの土地を校正中のゲラ刷りに見立て、イメージとテキストを紡いでみます。
越境者たちが往来するのは、隙間と孔が無数にあいた世界。
記憶と忘却が交差するPOROUSへ。

港千尋(写真家/著述家)
世界各地を旅しながら作品制作、キュレーション、出版活動を行ってきた港千尋による写真展。
本展に関連し、港千尋とキオ・グリフィス(アーティスト/キュレーター)がアートジンを制作し、会期中に配布します。(なくなり次第、終了)

●トーク「旅する編集室:多孔質のデザイン」
展示にあわせたトークイベントです。
※会場・お申し込み先はCaloではありませんのでご注意ください。
日時:2017年11月29日(水)19:30~21:00
場所:FLAG studio(大阪市西区江之子島2-1-37 阿波座ライズタワーズ フラッグ46 1F)
料金:500円
登壇:港千尋(写真家、著述家、Art Bridge Instituteディレクター)・後藤哲也(デザイナー、OOO projectsディレクター)
※要事前申し込み。
詳細・お申し込みはこちらよりご確認ください。http://a-b-i.info/news/porous

主催 NPO法人Art Bridge Institute
http://a-b-i.info/

2017年11月21日(火)~25日(土)
常設展

2017年10月31日(火)~11月18日(土)
視覚とくらし イシサカゴロウ展

他者の視点を自分の生活に取り込み、そこに自分の視覚で上書きしたものをを展示します。
素材はニュートラルにSNS上から借用したもの、友人のスナップ写真、古い雑誌からのスクラップなど、365日自分の視界に映ったものを場所、時間を問わずランダムに架空の日常を切り取った作品です。
http://pgrpen.tumblr.com/

2017年10月4日(水)~28日(土)
ナーズリーとアミーン展 ~手製本と絵~

イランのイラストレーター、ナーズリー・タフヴィーリー(Nazli Tahvili)とアミーン・ハサンザーデ=シャリーフ(Amin Hassanzadeh Sharif)の作品展です。
イランに伝わる神話において最初のつがいとされる「マシュヤグとマシュヤーナグ」や、13世紀に著されたコスモグラフィ『被造物の驚異と万物の珍奇』などに着想を得て制作された手製本と絵を中心に、これまでに出版された絵本なども併せて展示・販売します。

企画:サラーム・サラーム www.salamx2.com

●二人の作品を深く知ろう!トークと実演
10月4日(水)19:30~21:00
展覧会初日の夜、本展企画のサラーム・サラームの愛甲恵子(ペルシャ語翻訳者)・yume(アーティスト)によるイベントを開催します。
今回の展示の作品のヒントになった神話などについてのトークと、ナーズリーとアミーンの制作技法でもある版画のシルクスクリーンの刷りを実際にご覧いただき、作品への興味を広げてみませんか?
表紙にペルシャ文字やペルシャ模様をシルクで刷ったノートはご参加の方全員にプレゼントします。
またトークでは、二人と出会った今年5月のテヘランの様子も写真をお見せしながらお話しします。

参加費:1500円(1ドリンクとトートバッグ付)

2017年9月12日(火)~30日(土)
檀上遼 台湾旅行記『声はどこから』写真展

個人出版した『馬馬虎虎』のみずみずしい文章と写真を、静かに、でも着実に読者に届けてきた檀上遼。この夏、友人と共著で出版した2冊目の台湾旅行記『声はどこから』の刊行に合わせて、本書に収められた写真を展示します。

『声はどこから』 ひょんなきっかけで当分行くことはないと思っていた台湾に二年ぶりに行くことになった。かつて留学生として一年間を過ごした台湾を今度は完全な旅行者として再び訪れる。台湾東部を中心とした十日間の記録。

檀上遼(だんじょうりょう)
1983年生まれ。兵庫県神戸市出身。
東京造形大学映画専攻卒業。
日本人の父と台湾生まれ香港籍の母とのハーフ。
2012年から一年間台湾に留学。
帰国後、台湾での留学生活を綴った『馬馬虎虎』を出版。
近年は写真と文筆を中心に活動中。

近年の活動
2015年 『馬馬虎虎』発表
2016年 『歩いてめぐる神戸本』(京阪神エルマガジン社)に「神戸の中の台湾を探して」というエッセイと写真を寄稿
2017年 『声はどこから』発表
http://ryodanjyo.com

2017年8月29日(火)~9月9日(土)
森村 誠 〈THC〉

the three konohanaで開催される、森村誠の新作展のプレ企画を、Caloにて開催します。印刷物上の特定の文字や情報を修正液で消したりカッターで切り取ったり、地図をパッチワークのようにつないだり、膨大な反復作業で作品を制作する森村は、近年は「都市」の概念の変容と強調に重きを置いた作品を展開しています。今回は、1950年代以降のビートジェネレーション、ニュー・ウェーブSFを代表するアメリカの小説家の一人、ウィリアム・バロウズに着想を得て制作した森村の未公開作品と、新作をご紹介します。
森村は、バロウズの作品の特徴であるカットアップ手法とドラッグにちなんだ作品を、彼の小説の書籍やニューヨークの地図などを素材に2014年ごろに集中して制作していました。

展覧会タイトルの「THC」は、大麻の主成分である「テトラヒドロカンナビノール」の略語です。ドラッグのような現代の法律で規制されていった前時代の「都市」のイメージは、いまもその一部として片隅に残り続けています。「都市」のイメージは時の経過と共に全て入れ替わるものではなく、新たなものが既存のものと交じり合って、多様性を保持したまま形成していくものではないでしょうか。

企画:the three konohana
www.thethree.net

[Main Exhibition] 森村 誠 <OTW>
9/16(土)~ 10/22(日) @ the three konohana

2017年8月17日(木)~26日(土)
常設展

2017年8月1日(火)~5日(土)
IDEABOOKS ARTBOOK EXHIBITION

2017年7月25日(火)~29日(土)
上田匡志個展

capacious(カペイシャス)は、大阪府内の障がいのある人が制作する作品を紹介するプロジェクトです。
今回個展を開催するのは、capaciousの2015年度のグループ展にも出展した上田匡志です。
上田匡志(b.1991- ) は、日々の出来事、映画の一場面などをカラフルなイラスト調で描きます。
また好きなものや欲しいもの、気になるものをストレートに描いたドローイングには日常に対する温かな眼差しとユーモアが漂います。
本展では、近作・新作を集結させ、上田作品の背景にある魅力を探ってみたいと思います。

http://www.capacious.jp/

尚、capaciousでは、同時期に同じ大阪市西区にあるカフェギャラリー「シェ・ドゥーヴル」にて、有田京子個展を開催しておりますので合わせてご覧いただければ幸いです。

2017年7月4日(火)~22日(土)
いわたまいこ切り絵展「そこにいる」

私たちの生活の隣には、実にさまざまないきものが暮らしています。いつもの道に、公園に、ベランダに、部屋の中に。あたりまえの風景の中で、目をこらしてみると浮かび上がってくるそれらの輪郭を切りとってみました。
いわたまいこ

切り絵作家。ギャラリーなどのほか博物館や動物園、学会などでの展示もしています。
2014「いわたまいこの切り絵と いきものデザイン」展(三田市有馬富士記念公園)
「いきもののかたち」展(ジュンク堂書店池袋本店)
2015「いわたまいこの切り絵の世界」展(石川県ふれあい昆虫館)
2016 西荻窪shop&gallery ウレシカ「自然のかたち」展 など
https://www.mycopapercutting.com/

2017年6月20日(火)~7月1日(土)
IDEABOOKS ARTBOOK EXHIBITION

2017年5月9日(火)~10日(水)・5月26日(金)~6月17日(土)
常設展

2017年4月18日(火)~5月6日(土)
nakaban × Title exhibition 「ことばの生まれる景色 Ⅰ」

ガルシア=マルケス 『百年の孤独』

一冊の本には、その作家の体験と結びつき、そこからしか生まれてこなかったことばがある。そんなことばの源に遡り、そこで見える景色について描かれた絵。
東京・荻窪の本屋Title店主、辻山良雄さんが12冊の本とその中の一節を選び、nakabanがそこから絵を描いた、もう一つの、ことばの景色。
Titleの開店1周年企画が、Titleと同じくnakabanがロゴを手がけた大阪のCaloへ旅をします。

展示作品(抜粋)  須賀敦子『ミラノ 霧の風景』 / パウル・クレー『造形思考』 / 星野道夫『旅をする木』 / クロード・レヴィ=ストロース『悲しき熱帯』 / ガルシア=マルケス『百年の孤独』 / 石牟礼道子『苦海浄土』 / 尾崎放哉『尾崎放哉全句集』 ……and more

nakaban(なかばん)
画家。1974年、広島県生まれ。広島県在住。
旅と記憶を主題に絵を描く。絵画作品を中心に、印刷物の挿絵、絵本、映像作品を発表する傍ら、音楽家のトウヤマタケオと『ランテルナムジカ』を結成し、音楽と幻燈で全国を旅する。2013年には新潮社「とんぼの本」のロゴマークを制作。主な作品に絵本『よるのむこう』(白泉社)、『みずいろのぞう』(ほるぷ出版)、『ないた赤おに』(浜田廣介作/集英社)、『フランドン農学校の豚』(宮沢賢治作/ミキハウス)など。
www.nakaban.com

辻山良雄 (つじやま・よしお)
1972年、神戸市生まれ。大学卒業後、㈱リブロ入社。中核店舗の店長を経て、池袋本店統括マネージャー。2015年7月同店閉店後退社後、 2016年1月10日、荻窪に本屋とカフェとギャラリーの店Titleをオープン。『朝日新聞』などでの書評、カフェや美術館のブックセレクションも手掛ける。著書『本屋、はじまめました』が苦楽堂より発売中。
www.title-books.com

2017年3月17日(金)~4月1日(土)
IDEABOOKS新刊洋書サンプル展示会

2017年1月28日(土)~2月25日(土)
コーペラティバ・クラテル・インベルティド 出版と運動
MOVIMIENTO EDITORIAL en MÉXICO

メキシコの現代芸術家集団コーペラティバ・クラテル・インベルティド(Cooperativa Cráter Invertido)は、文化、環境問題といった社会的なテーマについて対話し、生まれたコンセプトを、アトリエで共有しているリソグラフ(簡易印刷機)を使ってアートブックとして出版するプロジェクトを行っています。ドローイング、印刷物、ラジオ、テキストといったさまざまなメディアを架け橋にして、お互いの領域を拡げつつ、自分たちでムーブメントを起こすことをめざしています。
今回の展示では、彼らが制作しているアートブックやポスターを紹介、販売します。
また、2014年にクラテル・インベルティドでワークショップを行ない共同制作した美術作家の松本力さんのアニメーションブック「時間の絵本」の原画とアニメーション映像を特別展示します。
メキシコ発、アーティストたちの自主出版を通じた社会関与とネットワーキングの試みで、日本では初展示です。どうぞご期待ください。

●カフェトーク
1月28日(土)15:00~16:30
ゲスト:松本力(美術作家)、聞き手:内山幸子(本展企画者)
実際にクラテル・インベルティドを訪れ、共同制作を行った松本力さんにお話をうかがいます。毎週木曜に共同アトリエで開催されるドローイング・パーティやワークショップなど、アーティスト・コレクティブとしてどのようなプロセスで制作しているのか、そのほかメキシコでの体験など、写真を交えながら紹介していただきます。
参加費:1500円(1ドリンク付)

●January Party
1/28(土)17:00~19:00
若狭ビルと山登寿ビルの5つの画廊にて合同レセプションを開催します。お気軽にご参加ください。

【コーペラティバ・クラテル・インベルティド/Cooperativa Cráter Invertido】
メキシコ市内の同名の共同アトリエを拠点に活動する、20~30代の11名のメンバーによる現代アーティスト集団。現代美術といった領域や社会のコミュニティが持つ境界線を超えて協働する場、活動として注目されている。ベネチアビエンナーレ(2015)、ジャカルタビエンナーレ(2015)、光州ビエンナーレ(2016)といった大型国際展にも招聘されるなど近年その活動に国内外で関心が高まっている。
http://www.craterinvertido.org/

【松本 力】
絵かき、映像・アニメーション作家。1967年生まれ、1991年多摩美術大学美術学部GD専攻卒業。一コマずつのドローイングに透過光を加えビデオ撮影する手法で「時間の絵」による映像表現を目指す。異なる表現者との活動として、特にオルガノラウンジや音楽家VOQ(本多裕史)との空間表現を国内外で行う。また、手製映像装置「絵巻物マシーン」によるワークショップを美術館や学校、町中などで積極的に実施している。
http://chikara.p1.bindsite.jp/

2016年12月27日(火)~30日(金)、2017年1月6日(金)~21日(土)
常設展