森栄喜
「シボレス|破れたカーディガンの穴から海原を覗く」
「シボレス|鼓動に合わせて目を瞬く」

2021年8月17日(火)~9月4日(土)
森栄喜「シボレス|破れたカーディガンの穴から海原を覗く」

2021年9月7日(火)~9月25日(土)
※9/20(月/祝)は18時まで臨時営業
森栄喜「シボレス|シボレス|鼓動に合わせて目を瞬く」

大阪を拠点に活動する音楽アソシエーション(レーベル)、immeasurableの企画による、2020年にKEN NAKAHASHIにて発表された“森栄喜 シボレス”の2つのヴァージョンの巡回展示です。

森栄喜は、写真を表現媒体としてキャリアを開始。これまでに国内外で作品を発表してきました。そして2014年(2013年度)に木村伊兵衛賞を受賞したこともあり、一般的には『写真家』として認知されています。

しかし、近年は写真という媒体のみならず、映像やパフォーマンス、文学作品を発表するなど様々な媒体を横断しながら、一貫してジェンダーやアイデンティティ・ポリティクスなどを主題にした作品に取り組んできました。

2020年に発表されたサウンド・インスタレーション『シボレス|破れたカーディガンの穴から海原を覗く』では、具体的なイメージを一切排した音響のみの展示となり、会場内では年齢や居住する都市、言語、国籍、宗教、セクシャリティー、それぞれが全く違うバックグランドを持つ25名の森の友人たちによって発話された母語ではない“合言葉(音声)”が紡がれていく作品です。

そして『シボレス|破れたカーディガンの穴から海原を覗く』に続き発表された『シボレス | 鼓動に合わせて目を瞬く』では、新型コロナウィルス感染拡大防止の緊急事態宣言下の2020年3月から5月にかけて人通りがまばらな東京の夕刻の街中で行ったパフォーマンスを記録した映像作品で、未だ世界中で未曾有の事態が続くコロナ禍において自己と他者、個人と社会の境界などについての再考を促す作品となってます。

充実したキャリアを誇る森栄喜の作品の中でも、この2つの作品は昨今の危機的状況や問題を的確に捉えた作品ですが、同時に森自身のキャリアにおいて転換期となることを予感させる作品となっています。

森栄喜 [Eiki Mori]
1976年石川県金沢市生まれ。パーソンズ美術大学写真学科卒業。
写真集「intimacy」(ナナロク社、2013年)で第39回木村伊兵衛写真賞を受賞。
近年の展覧会に個展「Letter to My Son」(KEN NAKAHASHI、2018年)
グループ展「小さいながらもたしかなこと 日本の新進作家 vol.15」(東京都写真美術館、2018-2019年)
その他、国内外での展示多数。
2020年、immeasurableより『シボレス|破れたカーディガンの穴から海原を覗く』をドキュメントとしてCD+BOOKの形態でリリース。

http://www.eikimori.com/

主催: immeasurable

後援: Calo Bookshop & Cafe / Calo Gallery

協力: KEN NAKAHASHI

助成: 大阪市